ミャンマー 学校が空爆 子ども11人死亡 15人不明 ユニセフ

ユニセフ=国連児童基金は、軍によるクーデター後の混乱が続くミャンマーの北西部で、学校などが空爆され、少なくとも子ども11人が死亡したと明らかにしました。

ユニセフのミャンマー事務所は、ミャンマー北西部のザガイン管区にある学校などが16日に空爆され、少なくとも子ども11人が死亡したと19日明らかにしました。

ユニセフは詳細を確認中だとしながらも、学校ではさらに少なくとも子ども15人の行方が分からなくなっているとしています。

そのうえで「学校は安全でなければならない。子どもたちを決して攻撃してはいけない」と非難しました。

これについて、軍に抵抗する民主派勢力が発足させた「国民統一政府」は「学校に空爆したのは軍で、空爆後には軍の地上部隊がおよそ20人の子どもや教師を拘束した」という声明を出しました。

一方、軍側は声明で「ヘリコプターで視察中に潜伏していた武装勢力から攻撃を受けて衝突が起きた」などと主張しています。

クーデター後の混乱が続くミャンマーの人権状況について、国連の特別報告者はことし6月、軍による攻撃で少なくとも380人以上の子どもが死亡したか重傷を負うなど、子どもたちへの被害が深刻化していると国際社会に向けて訴えていました。

“子どもの遺体を袋に入れトラックへ”

空爆で犠牲となった9歳の女の子の親せきの男性がNHKのインタビューに応じました。

男性は女の子と同じ学校に通っていた自分の子どもから聞いた話として「学校が始まる時間に空爆を受けた。教師が教室に到着し、子どもたちに教室に入るように言った直後、校舎の中心部が攻撃され、教室は煙に覆われ、一時、真っ暗になった」と当時の状況について語りました。

そのうえで「空爆を受けたあと学校への立ち入りは許されず、ミャンマー軍の兵士たちが子どもたちの遺体を袋に入れトラックに乗せているのを自分が目撃した。学校への攻撃はミャンマーの次世代を担う子どもたちを狙ったもので断じて許すことはできない」と非難しました。