
台風14号 河川氾濫 土砂災害など 国交省まとめ (20日14:00)
台風14号による被害や対応について、国土交通省が20日午後2時時点でまとめた状況です。
河川では、九州や中国、四国のあわせて8つの川で氾濫が確認されています。
このうち、熊本県の川辺川では、住宅1戸が浸水したほか、ほかの河川でも道路や農地が浸水する被害があったということです。
このほかにも浸水被害が発生している河川や水路などがあり、確認を進めているということです。
また、がけ崩れなどの土砂災害は、▽宮崎県で7件、▽鹿児島県と大分県で3件、▽熊本県、広島県、神奈川県でそれぞれ1件と、6つの県であわせて16件が確認されています。
このうち宮崎県では、1人が死亡し、1人がけがをしたほか、住宅の全壊と半壊がそれぞれ1戸ずつ、一部損壊が3戸確認されているということです。
また、ダムの貯水量をあらかじめ減らし洪水被害を防ぐ「事前放流」は、九州や中国、四国を中心に過去最多の123か所で実施され9か所で「緊急放流」が行われたということです。
このほか空の便では、16日から今日(20日)までの5日間であわせて2654便が欠航となり、影響が広がりました。