岸田首相 国連総会出席へ出発 “国連の機能強化など発信”

岸田総理大臣は、国連総会などに出席するため、20日午前、ニューヨークに向けて出発しました。出発に先立ち、岸田総理大臣は、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、国連の機能強化の必要性など、日本の立場を発信したいという考えを示しました。

岸田総理大臣は、当初は、19日に日本を出発する予定でしたが、台風14号の被害が各地で出ていたことから延期していました。

そして、当初の予定より1日遅れて、20日午前10時半すぎ、羽田空港からチャーター機でアメリカのニューヨークに向けて出発しました。

出発に先立って、岸田総理大臣は記者団に対し、国連総会での一般討論演説について「ことしのテーマは歴史的分水れいだ。ロシアのウクライナ侵略により、国際秩序の根本が揺らいでいる今、国連の機能強化をはじめ、日本の考えをしっかり発信していきたい」と述べました。

また、現地で、CTBT=包括的核実験禁止条約の発効を目指す首脳級会合を主催するほか、今月就任したばかりのイギリスのトラス首相ら各国首脳との会談も行うとしたうえで「さまざまな国際的課題について、しっかり議論し、連携を確認していきたい」と述べました。

さらに岸田総理大臣は、ニューヨークの証券取引所で演説も行うことを明らかにし「『新しい資本主義』をはじめ、経済の今後の取り組みや方向性について発信していきたい」と述べました。

松野官房長官 台風被害の中の国連総会出席「総合的な判断」

松野官房長官は閣議のあとの記者会見で、台風による被害が相次ぐ中、岸田総理大臣が国連総会に向けて出発した判断について質問されたのに対し「けさ気象状況や被害状況の報告を受けたうえでの、今般の国連総会出席の意義も踏まえた総合的な判断だ」と説明しました。

そのうえで「岸田総理大臣のアメリカ訪問中も、臨時代理である私や谷防災担当大臣を中心に自治体とも緊密に連携し、政府を挙げた対応を継続していく」と述べました。