日韓外相 「徴用」めぐる問題の早期解決に向け協議継続を確認

林外務大臣は、韓国のパク・チン(朴振)外相と訪問先のニューヨークで会談し、日韓関係を健全な形に戻すため、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題の早期解決に向けた協議を継続していくことを確認しました。

林外務大臣は、国連総会に出席するためニューヨークを訪れていて、日本時間の20日午前5時ごろからおよそ1時間、韓国のパク・チン外相と会談しました。

この中で、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題について、パク外相が、日本企業の資産が「現金化」される前に望ましい解決策が出るよう努力する考えを改めて示したのに対し、林大臣は韓国側が責任を持って対応するよう重ねて求めました。

そのうえで、両外相は、外交当局間で建設的なやり取りが行われていると評価し、両国の関係を健全な形に戻すため、問題の早期解決に向けた協議を継続していくことを確認しました。

さらに、核・ミサイル開発を活発化させている北朝鮮に対し、アメリカも含めた日米韓の3か国で緊密に協力して対応することで一致しました。

会談のあと林大臣は記者団に対し「3か月連続で外相会談を行っている。いろいろな意味で難しい課題を抱えた両国だが、しっかり解決していこうということで会談が行われている」と述べました。

一方、岸田総理大臣とユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領との首脳会談の見通しを問われたのに対しては「首脳間の接点については何ら決まったことはない」と述べました。

パク外相は、林外務大臣との会談のあと、記者団に対し「いろいろといい話をたくさんした。韓国と日本の関係の改善のために、双方が真剣に努力していくことにした。雰囲気はよかった」と述べました。

一方、記者団からの「日韓首脳会談の日程も話し合ったのか」との質問には答えませんでした。