“スカーフのかぶり方で逮捕され死亡”抗議デモ相次ぐ イラン

イランで、スカーフのかぶり方が不適切だとして逮捕された女性が警察に暴行され死亡したとして、政府に抗議するデモが相次ぎ、首都テヘランでも大規模なデモが行われる異例の事態となっています。

イランの国営通信によりますと、テヘランで22歳の女性、マフサ・アミニさんは、「ヘジャブ」と呼ばれるスカーフのかぶり方が不適切だとして、警察に逮捕されたあと、今月16日に急死しました。

地元の警察は「心臓発作が原因で倒れたあと、すぐ病院に運ばれたが死亡した」と説明していますが、アミニさんの出身地である西部のクルディスタン州では、死亡したのは警察官による暴行が原因だとして、政府に抗議するデモが相次いでいます。

19日にはテヘランでも大規模なデモが行われる異例の事態となり、市の中心部で撮影された映像では、通りを埋め尽くした大勢の人たちが抗議の声をあげる様子が映っています。

厳格なイスラム国家のイランでは、女性は公共の場でスカーフなどで髪を隠すことが義務づけられ、保守強硬派のライシ政権はこの数か月、取り締まりを強化していました。

アミニさんの死亡をめぐり、政府への批判はインターネット上でも急速に拡大していて、ライシ大統領が詳しい経緯を調査して報告するよう指示を出すなど、対応に追われています。