ゼレンスキー大統領“ロシア軍が南部の原発周辺を攻撃”非難

ウクライナのゼレンスキー大統領は、南部ミコライウ州にある南ウクライナ原子力発電所の周辺をロシア軍がミサイルで攻撃したと述べ「ロシアは全世界を危険にさらしている」と非難しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、SNSにメッセージを投稿し「ミコライウ州にある南ウクライナ原子力発電所からおよそ300メートルの場所にミサイルが落下し、短時間の停電が発生した」と述べました。

そのうえで「ロシアは全世界を危険にさらしている。手遅れになる前に止めなければならない」と訴えてロシアを非難しました。

ウクライナの原子力発電公社エネルゴアトムによりますと、施設内の建物の窓ガラスが割れましたが、3基ある原子炉に損傷はなく、職員などにけがもないということです。

今月に入って、ウクライナでは発電所やダムなどインフラ施設への攻撃が相次ぎ、イギリス国防省は、ロシア軍がウクライナの士気をくじこうと標的を拡大した可能性が高いと分析していて、砲撃が相次いだ南東部のザポリージャ原子力発電所に続き、南ウクライナ原発の安全性にも懸念が高まっています。

一方、ロシア軍から解放された東部ハルキウ州のイジュームで見つかった集団墓地について、ゼレンスキー大統領は、多くの市民が犠牲となった首都近郊のブチャを引き合いに出して厳しく非難しています。

これに対し、ロシア大統領府のペスコフ報道官は19日「これはブチャと同じシナリオだ。ウソだ」と述べ、ウクライナ側の自作自演だと主張しました。