台風14号 宮崎県 3つのダムで緊急放流開始

宮崎県は、小丸川水系にある木城町の松尾ダムと美郷町の渡川ダム、それに五ヶ瀬川水系にある延岡市の祝子ダムについて、水位が上昇していることから午後5時までに緊急放流を開始しました。

「緊急放流」は、ダムで流れ込む水の量が多くなり、貯水できない状態に近づいた場合、放流量を流れ込む量と同じ程度まで増やす緊急的な操作です。宮崎県はダムの下流では水位が急激に上昇して氾濫するおそれがあるとして、流域の住民に注意を呼びかけています。

緊急放流とは

「緊急放流」は、川の増水を抑える機能があるダムで行われる放流で、異常洪水時防災操作と呼ばれ、大雨で流れ込む水の量が多くなり貯水できない状態に近づいた場合に流入する水と同じ程度の量を放水する緊急的な操作です。

ダムにため込んでいる水を一気に流すわけではありませんが、「緊急放流」が始まると下流では氾濫のおそれが出てくるため、川の近くにいる人は早めの避難を心がけてください。