沖縄 宮古島・八重山地方に津波注意報 台湾付近でM7.3の地震

午後3時44分ごろ、台湾付近を震源とするマグニチュード7.3の地震があり、気象庁は、津波注意報を沖縄県の宮古島・八重山地方に発表しました。
予想される津波の高さは1メートルで、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないでください。

気象庁によりますと、18日午後3時44分ごろ、台湾付近の深さ3キロを震源とするマグニチュード7.3の大地震がありました。

この地震による揺れは沖縄県の石垣島や与那国島などで震度1でしたが、この地震で気象庁は午後3時49分、沖縄県の宮古島・八重山地方に津波注意報を発表しました。

宮古島・八重山地方で予想される津波の高さは1メートルで、到達予想時刻は午後4時となっています。

津波注意報が出た地域の方は、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないでください。

津波は何度も押し寄せ急に高くなることがあります。津波は強い力で人や物を押し流します。様子を見に行かないでください。

また、沖縄本島地方から伊豆諸島にかけての太平洋沿岸で多少の潮位の変化があるかもしれませんが、津波の被害の心配はありません。

ただ、台風14号の影響で波が高い状況が続いているので海岸には近づかないようにしてください。

気象庁が記者会見へ

気象庁は沖縄県の宮古島・八重山地方に津波注意報を発表したことについて、午後5時45分から記者会見を開き、今後の注意点などについて説明することにしています。

警察は海岸から離れるよう呼びかけ

沖縄県石垣市にある八重山警察署と宮古島市にある宮古島警察署によりますといずれの警察署にもこれまでのところ被害の連絡は入っておらず、海水浴客などに海岸から離れるよう呼びかけています。

石垣島(到達予想時刻16:30)のホテル「高台避難伝えている」

津波注意報が発表されている沖縄県石垣市にある「先島ビジネスホテル」の担当者は「宿泊客が50人ほどいるので高台の方へ避難するように伝えていて、周辺をパトカーも通っています。ホテルから海も見え、今のところ変化はありませんが、状況を注視しています」と話していました。