台風14号【専門家】「強い竜巻のような風が長時間続くおそれ」

今後の警戒点について専門家は「強い竜巻のような風が長時間続くおそれがある」と述べ、暴風に最大級の警戒を呼びかけています。一方、大量の水蒸気も取り込んでいるため、台風が接近する地域だけでなく離れた場所も含めて、大雨のほか竜巻などの激しい突風のおそれもあるとしています。

名古屋大学の坪木和久教授は今回の台風の特徴について「一時、スーパー台風にあたる勢力となっていて、ピーク時に比べると弱まったが過去にあまり例がいないような勢力で上陸する可能性があり危険な状態が続いている。大きな台風で大量の水蒸気を取り込んでいることも特徴の1つだ」と話しています。

台風から離れた地域でも警戒を

今後の警戒点についてです。

暴風については「極めて強い暴風で強い竜巻のような風が長時間続くことが想定される。すでに暴風域にある地域ではしっかりした建物で窓から離れて安全に過ごしてほしい。九州北部でもこれから急激に風が強まる見込みで、風が強まる前に避難をしてほしい」と呼びかけました。

また「実際に竜巻が起こるおそれもある。1999年には愛知県豊橋市で台風にともなって極めて強い竜巻が発生し、十数キロにもおよぶ範囲に大規模な被害をもたらした。過去にも同様の事例が複数あり竜巻に警戒が必要だ」と話しています。

雨については「台風によって大量の水蒸気が流れ込み『大気の川』が形成されていると思われる。台風本体に近い地域に加えて東側の東海や関東でも水蒸気が流れ込んで大雨のおそれがある」として九州だけでなく西日本や東日本の広い範囲で警戒が必要だと指摘しています。