3年ぶりに山形で「日本一の芋煮会」重機使い約3万食分調理

巨大な芋煮を大鍋で作る山形の秋の風物詩「日本一の芋煮会」が、3年ぶりに山形市の河川敷で開かれました。

「日本一の芋煮会」は、直径6メートル50センチの大鍋で山形県の郷土料理の芋煮を作る催しで、山形市の馬見ヶ崎川の河川敷で毎年行われてきましたが、おととしと去年は新型コロナウイルスの影響で中止されました。

ことしは、前売り券を販売したり飲食エリアを限定したりするなど感染対策を取ったうえで3年ぶりに開催されました。
会場には、3トンの里芋や3500本の長ネギなど大量の食材が用意され、調理スタッフがひしゃくで混ぜるなどしたあと、2台のショベルカーがおよそ3万食の芋煮を次々とすくい上げていきました。

飲食エリアには大勢の人が集まり、3年ぶりに河川敷で食べる芋煮の味に舌鼓を打っていました。

山形市から来た47歳の自営業の男性は「ようやく開催されてうれしい。河原の自然の中で食べる芋煮は格別だ」と話していました。