台風14号「九州南部と北部に特別警報発表の可能性」気象庁

大型で猛烈な台風14号の見通しについて、気象庁と国土交通省は17日午前11時から記者会見を開きました。

この中で気象庁の黒良龍太予報課長は「台風14号は、これまでの予想よりかなり勢力を強めて九州に接近または上陸するおそれがある」と説明しました。

そのうえで「これまで経験したことのないような暴風、高波、高潮、それに記録的な大雨となるおそれがあるため、九州南部と九州北部に暴風、波浪、高潮、それに大雨の特別警報を発表する可能性がある。特に鹿児島県では早ければきょうの夕方から夜に特別警報を発表する可能性もある」と述べました。

そして「暗くなる前に、暴風が吹く前までに避難を完了し、限られた時間を有効に使ってほしい。自分の命や大切な人の命を守るため、市町村が発表する避難情報に従って早めに身の安全の確保をお願いしたい」と最大級の警戒を呼びかけました。

また、台風の特徴については「910ヘクトパスカルの猛烈な勢力を維持したまま九州に接近するとみられる。仮にこの勢力で鹿児島県の薩摩半島に上陸すると、これまでに類似する台風がないような非常に危険な台風ということになる。台風は大きな雲を伴い特に南側が大きくなっていて、過ぎ去ったあとも大雨が続くと考えられ、厳重な警戒が必要だ」と話していました。

また国土交通省の豊口佳之河川環境課長は17日の時点で(午前8時)大雨が予想される九州南部、九州北部、四国、中国地方、近畿、東海の61のダムで容量を確保するための「事前放流」を行っていると説明しました。

そのうえで「事前放流を行っているダムは、きのうよりも数が増え、範囲が広がっている。せっかくの3連休だが、晴れていても事前放流の影響で河川の水位が上昇するおそれがあり、最新の状況をこまめに確認するよう心がけてほしい」と呼びかけました。