藤子不二雄Aさん 亡くなる1週間前 出版社に送った原稿が公開

「忍者ハットリくん」や「怪物くん」など、数々の人気作品を手がけた日本を代表する漫画家で、ことし4月に亡くなった藤子不二雄Aさんが、亡くなる1週間ほど前に出版社にFAXで送ったエッセーの原稿が公開されました。

公開されたのは、藤子不二雄Aさんが、格言などをテーマに文章をつづり、漫画家の西原理恵子さんがイラストで応えるエッセー「人生ことわざ面白“漫”辞典」の原稿6枚で、藤子不二雄Aさんが亡くなる1週間ほど前のことし3月下旬に出版社にFAXで送られ、保管されていました。
原稿は手書きで「思わぬ災難」ということばをテーマに、切符をなくして不正乗車を疑われたという体験談がおもしろおかしくつづられています。

また、タイトルにある「漫」という文字が「変」という文字に書き換えられていて、藤子不二雄Aさんのユーモアもうかがえます。

出版社によりますと、この連載は、およそ15年にわたって毎年5回ずつ掲載されていたということで、最後の原稿はことし5月に掲載される予定だったということです。
一緒に連載を続けてきた西原理恵子さんは「先生は私にとって漫画そのもので、たくさん学ばせていただきました。先生の原稿を真っ先に読むことができて、さらにイラストを描く役割を任せてもらえた感動の15年間で、ありがたいということばしかありません」と話していました。