社会

コロナ新規感染者数 1週間平均 全都道府県減少も速度鈍化傾向

新型コロナウイルスの新規感染者数を15日までの1週間平均で比較すると、すべての都道府県で減少傾向が続いていますが、多くの地域で減少のスピードが鈍る傾向が見られています。
NHKは、各地の自治体で発表された感染者数をもとに、1週間平均での新規感染者数の傾向について前の週と比較してまとめました。

全国

▽先月25日までの1週間では前の週に比べて1.18倍、
▽今月1日は0.71倍、
▽今月8日は0.71倍、
▽今月15日まででは0.77倍と減少が続いています。

新規感染者数はすべての都道府県で前の週より少なくなっていますが、東京都や神奈川県など31の都府県では、減少のスピードが鈍る傾向が見られています。

また、一日当たりの全国の平均の新規感染者数はおよそ8万5755人でした。

鹿児島県

人口当たりの感染者数が最も多いのは鹿児島県で、
▽先月25日までの1週間は前の週の1.16倍と増加が続いていましたが、
▽今月1日には0.73倍と減少に転じ、
▽今月8日は0.67倍、
▽今月15日まででは0.82倍となっています。

一日当たりの新規感染者数はおよそ1713人で、人口10万当たりの感染者数は754.79人となっています。

1都3県

【東京都】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.65倍、
▽今月8日は0.72倍、
▽今月15日までは0.81倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ8701人となっています。

【神奈川県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.76倍、
▽今月8日は0.75倍、
▽今月15日までは0.89倍で、
一日当たりの新規感染者数は4938人となっています。

【埼玉県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.73倍、
▽今月8日は0.75倍、
▽今月15日までは0.88倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ4754人となっています。

【千葉県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.82倍、
▽今月8日は0.75倍、
▽今月15日までは0.84倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ3717人となっています。

関西

【大阪府】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.67倍、
▽今月8日は0.68倍、
▽今月15日までは0.78倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ6709人となっています。

【京都府】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.77倍、
▽今月8日は0.70倍、
▽今月15日までは0.76倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1907人となっています。

【兵庫県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.73倍、
▽今月8日は0.68倍、
▽今月15日までは0.75倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ3968人となっています。

東海

【愛知県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.70倍、
▽今月8日は0.71倍、
▽今月15日までは0.79倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ6063人となっています。

【岐阜県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.72倍、
▽今月8日は0.77倍、
▽今月15日までは0.72倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1529人となっています。

【三重県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.71倍、
▽今月8日は0.69倍、
▽今月15日までは0.76倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1372人となっています。

その他の地域

【北海道】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.78倍、
▽今月8日は0.89倍、
▽今月15日までは0.71倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ3315人となっています。

【宮城県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.64倍、
▽今月8日は0.72倍、
▽今月15日までは0.68倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1139人となっています。

【広島県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.70倍、
▽今月8日は0.68倍、
▽今月15日までは0.78倍で、
一日当たりの新規感染者数は2440人となっています。

【福岡県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.63倍、
▽今月8日は0.63倍、
▽今月15日までは0.69倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ3438人となっています。

【沖縄県】
▽今月1日までの1週間は前の週の0.73倍、
▽今月8日は0.60倍、
▽今月15日までは0.56倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ807人となっています。

政府分科会 東邦大 舘田教授「下げ止まりの傾向も」

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで東邦大学の舘田一博教授は、今の感染状況について「全国的な減少傾向は続いているが、下げ止まりの傾向が見えはじめている地域もあり、注意しなければいけない。また、減少傾向が続いているとはいえ、一日の感染者数は、いまだに第6波のピークに近い8万5000人程度となっているので、油断できず、もっと感染者の数を減らしていく必要がある」と評価しています。

そのうえで「これから連休もあり、秋の行楽シーズンで人と人との接触機会が増えて感染者の数が増加に転じる可能性がある。また、年末年始にかけては、インフルエンザの流行と同時に、より大きな感染の波が発生するおそれもある。第7波のピークを越えた今のうちに、第8波への備えを進めていくべきだ」と述べ、医療機関の職員や病床を確保すること、インフルエンザや新型コロナのワクチンの接種を前倒しで進めていくこと、治療薬を患者に早く届ける仕組みを作っていくことが重要だと指摘しました。

また、オミクロン株に対応したワクチンの接種が、来週から始まることについて「感染や発症、それに重症化を予防する効果が従来のワクチンよりも高いと期待されているので、接種できる人はなるべく接種してほしい。ただ、従来のワクチンにも重症化予防の効果は十分にあるので、高齢者や、重症化のリスクがある人はまずは、早く接種することが大切だ」と話していました。

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