安全装置は、運転手がエンジンを切ると警報ブザーが鳴り始め、車内の後方に取り付けられたスイッチを押さないと音が鳴りやまない仕組みになっていて、車内に人が取り残されていないか運転手や保育所などの職員に必ず確認させるねらいがあります。
小倉大臣は、担当者から説明を受けながら、実際にスイッチを押すなどして安全装置の機能を確かめていました。
“全国の保育所などの送迎バス 安全装置設置を検討” 少子化相
静岡県で3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され熱中症で死亡した事件を受けて、小倉少子化担当大臣は記者団に対し、今後、全国の保育所などの送迎バスに安全装置を設置する方向で検討を進めていく考えを示しました。
静岡県で3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され、熱中症で死亡した事件を受けて、こども政策を担当する小倉少子化担当大臣は、10月に予定する再発防止策の取りまとめに向けて内閣府の駐車場で安全装置を設置したバスを視察しました。


視察のあと、小倉大臣は記者団に対し「安全装置はシンプルな構造だが実効性があると感じた。重要なのはスピード感を持って安全装置を全国のバスに備えつけてもらうことであり、あらゆる施設にしっかりとした対応をとってもらえるよう、財政措置も含めて検討していきたい」と述べました。