「芭蕉布」の復興に尽力 人間国宝の平良敏子さん死去 沖縄

戦争で途絶えそうになった沖縄の伝統的な織物「芭蕉布」の復興に取り組み、長年製作してきた人間国宝の平良敏子さんが亡くなりました。101歳でした。

平良さんは、大正10年に沖縄県大宜味村に生まれ、母親から木綿織や絹織の技術を学んだ後、岡山県倉敷市で民芸運動の指導者、外村吉之介氏に学びました。

その後、大宜味村に戻ってからは後継者がおらず途絶えた状態になっていた「芭蕉布」の復興に力を尽くし、喜如嘉の芭蕉布保存会の会長として、後進の指導にあたるとともに、みずからも常に新しい感覚の作品づくりに取り組んできました。

その卓越した技術と高い芸術性が評価され、平成12年には国の重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」に認定されました。

平良さんは、100歳を超えても後継者の養成施設に通い、糸を紡ぐなどの作業にあたっていたということです。

関係者によりますと、平良さんは13日、自宅で亡くなっているのが見つかったということです。