“おじさん構文” なんで引かれるのカナ?(-_-;)

非対面でのメッセージのやりとり。コロナ禍の2年間で増えたんじゃないカナ?そんな中で世代間ギャップが生じているようデス(汗)。若者から「おじさん構文」と呼ばれる文体もあったり(-_-;)。中高年が円滑なコミュニケーションを図ろうと書いた文章が、若者には逆効果になってしまうこともあるようデス(泣)。上司と部下、異なる世代間のやりとりで生じているギャップの背景と、その解決策を探ったヨ。よかったら、最後まで読んでほしいナ!ナンチャッテ(^_-)(笑)。

(大阪放送局取材班 記者 小野明良 ディレクター 影浦安希子)

“おじさん構文”って何?

絵文字を多用し句点が多い。
唐突なカタカナや自分語りが入る。
長文になりがち。

そんな特徴を持つチャットメッセージ。

ネットを中心に「おじさん構文」と呼ばれています。
大手メーカーで働く20代の女性社員に話を聞きました。

上司や取引先から「おじさん構文」のメッセージが送られてきて、とまどうことがあるといいます。

スマホに残っている文面を見せてもらうと、たしかに唐突な日常報告に、多くの絵文字や急なカタカナが長めの文章の中にちりばめられています。
女性社員
「親近感を示そうとしているのかもしれませんが、対面では仕事のことしか話していなかったので、ふだんとの落差が大きくて、急に距離感を詰められた印象です」

送られてきたメッセージの中には、セクハラにあたる表現もあったといいます。

女性社員
「社内メールと違って、自分と相手以外の第三者から見えないからこそ、セクハラめいたことを送っても大丈夫と思っているのではないかと思います」

セクハラは当然、論外です。
そのうえで、女性は、「おじさん構文」の送り手に対して、若い人に親近感を持ってもらおうという配慮を感じるものの、世代間ギャップも感じるといいます。

背景には“繊細さ”?

言語学の専門家は、「おじさん構文」の絵文字や長い文章からは、距離感を縮めたいけど嫌われたくないという、繊細さが見て取れるといいます。
横浜国立大学 松浦光 非常勤講師
「急な自分語りや、長文になりがちなのは、相手に自分の存在を知ってほしい気持ちの表れです。そこで何が相手の琴線に触れるか分からないから、相手が興味を示しそうな話題をちりばめて、接点を見いだそうとしているのだと思います」
松浦 非常勤講師
「絵文字の多用は、対面と違ってトーンやニュアンスを伝えられないので、自分の気持ちを伝えようという意思が表れています。最後につける『カナ?』や『ナンチャッテ』も含めて、相手と近づきたいけど拒否された時に傷つきたくないという気持ちが感じ取れます。送っている側も繊細なんですよ」

中高年はよかれと思って送っていても、若い受け手との間に生じてしまうギャップ。

その背景には、文章に親しんだ環境の違いがあるといいます。

時候のあいさつや近況報告を交えるビジネスメールに慣れ親しんだ中高年と、SNSでのメッセージから文章表現に触れた若者世代との差です。
松浦 非常勤講師
「若者は相づち感覚でパンパンと短いメッセージを送りますよね。どんどん簡略化して句読点を打たなかったり、『了解』を『りょ』だけで済ませたり、スタンプだけだったり。若者はそういうスピード感あるやりとりが当たり前だと思っています。一方、中高年は、ビジネスメールのようにフォーマットが決まっていて、1通の中に情報を盛り込むのが当たり前だった世代。世代間で文章表現の認識に違いがあるわけです」

“すれ違って”ばかりでもない

中高年と若者世代。メッセージの送り方や受け取ったときの印象には、考えがあるようです。
50代男性
「家族のLINEグループ作ってるんですが、娘の投稿と比べると私が打つのは文字ばかりの長文ですね。妻も文字ばかりです」

50代女性
「絵文字を使ってたんですけど、子どもから『おばちゃんくさい』と言われてしまいました。私からしたら絵文字がないと冷たい感じに思うんですけど」

60代男性
「友達どうしのメッセージには絵文字を使いますが、仕事上のつきあいの人には絵文字は使わないですね。ちょっとした言葉のあやでとんでもない誤解になるので、非常に気を遣ってます」

一方、若い世代からは。
20代女性
「絵文字は邪魔で読みにくいです」

10代男性
「親しい友達どうしなら、絵文字を使う必要ないと思っています。使わなくても考えとか感情は伝わるかな」

20代女性
「もともとの人間関係ができていれば、『おじさん構文』みたいな文章が送られてきても、いやな感じはしないです」

若手世代は、近しい関係であるほど絵文字は使わないという傾向があるようです。

一方、世代を問わず、受け取ったメッセージの印象は、送り手とのふだんからの人間関係によって変わるという意見が聞かれました。

世代間のコミュニケーションギャップ どう解決する?

世代間のコミュニケーションをどう円滑に進めていくかは、多くの職場が抱えている課題です。

コロナ禍で非対面式のコミュニケーションの重要性がいっそう増したことで、企業の社内研修を行っている大阪のコンサルタント会社には、研修の依頼が急増。

感染拡大前はなかったオンラインコミュニケーションについての依頼が、いまは年間80件ほどに上るといいます。
私たち取材班も、上司と一緒に研修を受けてみました。

中年の管理職と若手の取材者。それぞれの悩みを聞いてもらいました。

まずは中年世代の悩みから。
上司(画面右・44歳)
「メッセージは非対面ということもあって、親しみを込めようと思って絵文字かなり使うんですけど」
JBMコンサルタント 中尾知子 主席講師
「絵文字の数は気をつけていだきたいです。1回くらい出てくる分には構わないんですが、1つの文の中に2つも3つも出てくるというのは避けて、1つにするというのはいかがですか」
一方、若手の悩みは。
記者(社会人6年目)
「チャットで『いいね』など簡易的に返事する機能を、上司に使ってもいいでしょうか。これ以上返信することがない中、でも失礼かなと思っていて、若手としてどう対応したらいいですか」

中尾 主席講師
「気になるなら声をかけてみるのはどうですか。『こないだグッドだけで送り返させてもらったんですけど、それでいいですか』って。そうしたささいなコミュニケーションから人間関係が深まると思います。若手の皆さんから歩み寄っていただくのも重要です」

ほんの少しの気遣いで、コミュニケーションはよりよいものになるようです。

“相互理解”と“歩み寄り”がカギ

ギャップが生じやすい点をまとめました。
▽長文
▽絵文字の多用
▽カタカナの多用
こうした点について世代で受け取り方に違いがあることを、お互いに認識することが重要だということです。

例えば年長者が長文のメッセージを若手や子どもに送って、返ってきたメッセージが短かったとしても、それはあくまで文化の違い。

返信が短いからと言って、必ずしも尊敬や愛情の気持ちが薄いわけではありません。

チャットに限らず対面も交えて、互いに歩み寄って、快適なコミュニケーションを目指したいですね。