スウェーデン総選挙 右派勢力の過半数獲得確実に 首相辞意表明

北欧のスウェーデンで行われた総選挙で、移民排斥を訴える政党を含む右派勢力が、過半数を獲得することが確実となり、中道左派政権のアンデション首相が辞意を表明しました。移民や難民の受け入れに寛容な政策をとってきたスウェーデンが、方針を転換することになるのか注目されます。

スウェーデンでは11日、総選挙が行われ、開票の結果、反移民を掲げるスウェーデン民主党などの右派勢力が過半数を獲得し、中道左派の与党 社会民主労働党などが、敗北することが確実になりました。

これを受けてアンデション首相は14日、首都ストックホルムで記者会見し「わずかな差だが、野党側が多数派となることは確かだ」と敗北を認めて辞意を表明し、スウェーデンで8年ぶりに政権が交代することになりました。

スウェーデンはヨーロッパ諸国の中でも、中東やアフリカなどからの移民や難民を積極的に受け入れる政策をとってきましたが、スウェーデン民主党は移民の増加によって治安や福祉が脅かされていると主張して支持を伸ばしてきただけに、今後、新政権が移民政策を大きく見直すことになるのか、注目されます。

一方、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、スウェーデンはNATO=北大西洋条約機構の加盟を申請していますが、新政権のもとでもこうした安全保障政策は継続されるものとみられます。