岸田首相 ベトナム共産党中央組織委員長と面会 連携呼びかけ

岸田総理大臣は、日本を訪れているマイ・ベトナム共産党中央組織委員長と面会し、ウクライナ情勢や中国による海洋進出の動きなどを念頭に、今後の対応で連携を呼びかけました。

総理大臣官邸での面会は、14日午前11時すぎからおよそ25分間行われ、地域情勢などをめぐって意見が交わされました。

この中で、岸田総理大臣は「ベトナムは『自由で開かれたインド太平洋』を実現するうえで要となる重要なパートナーで、世界と地域の平和と繁栄のために協力していきたい」と述べました。

そして、ロシアによるウクライナ侵攻や中国による海洋進出の動きなどを念頭に、いかなる地域でも力による一方的な現状変更を認めないとする日本の立場を示し、ベトナムとの連携を呼びかけました。

また、会談では、北朝鮮情勢についても協議し、拉致問題や核・ミサイル問題への対応で協力していくことを確認しました。