円相場 2円値下がり 1ドル=144円台で取り引き 円安加速

14日の東京外国為替市場、円安が加速し、円相場は、13日より2円値下がりして1ドル=144円台で取り引きされています。

14日の東京外国為替市場では、日本時間の13日夜発表されたアメリカの先月の消費者物価指数の上昇率が市場の予想を上回ったことでアメリカで大幅な利上げが続くとの見方から、円を売って、より利回りが見込めるドルを買う動きが強まっています。

市場関係者は「アメリカのインフレが高止まりする中、日米の金利差が拡大していくという見方は根強い。日米の金融政策を決める会合を来週に控え、円が売られやすい状況が続きそうだ」と話しています。

松野官房長官「あらゆる措置排除せず 必要な対応を」

松野官房長官は、午前の記者会見で「為替相場は、ファンダメンタルズ=経済の基礎的条件に沿って、安定的に推移することが重要であり、急速な変動は望ましくない。最近の為替市場では、投機的な動きも背景に急速で一方的な動きが見られ、過度な変動を憂慮している」と述べました。

そのうえで「為替相場の動向を高い緊張感をもって注視するとともに、このような動きが継続する場合には、あらゆる措置を排除せず、為替市場において必要な対応をとりたい」と述べました。

鈴木財務相「あらゆることを排除せずに対応」

外国為替市場で円安が加速していることについて、鈴木財務大臣は14日、昼すぎ、財務省内で記者団に対し「かねてから急激な変化は好ましくないということを言っているが、急激な変化になっている。投機筋の動きだと思うが大変憂慮している。これからも市場動向を注視していかなければならない。日銀とも連携しながら市場の動向をしっかりと見極めていきたい」と述べました。

そのうえで「こうした動きが今後も継続するのであれば、あらゆることを排除せずに対応していかなければならないと思っている」と述べ、円安が進む市場の動きを強くけん制しました。