岸田首相 国連総会 法の支配の重要性や国連機能強化訴える方針

岸田総理大臣は来週、国連総会に出席し、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化していることを踏まえ、法の支配の重要性や国連の機能強化の必要性を訴える方針です。林外務大臣も国連総会に出席し、現地でG7=主要7か国の外相会合などに参加する方向で調整しています。

岸田総理大臣は来週ニューヨークを訪問し、国連総会に出席する意向です。

岸田総理大臣は、一般討論演説で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が長期化していることを踏まえ、法の支配の重要性や安全保障理事会の改革を含む国連の機能強化の必要性を訴える方針です。

また、核実験を全面的に禁じるCTBT=包括的核実験禁止条約の発効を目指す首脳級会合にも出席する方向で調整を進めています。

林外務大臣も国連総会に出席し、現地でG7の外相会合や日米豪印4か国の枠組み、クアッドの外相会合に参加することを検討していて、一連の会合ではウクライナ情勢や覇権主義的な動きを強める中国への対応などをめぐって意見が交わされる見通しです。

さらに、国連安保理の常任理事国入りを目指す日本、ドイツ、ブラジル、インドの4か国の外相会合も開かれる方向で、安保理改革の必要性を改めて確認するものとみられます。