小池都知事 全国一律の全数把握見直しで医師会らと意見交換

新型コロナ対策をめぐり、政府が全国一律で感染者の全数把握を見直すことを受け、東京都の小池知事は都の対応を検討するため、12日に医師会や保健所の担当者と意見を交わしました。

新型コロナ対策をめぐり、政府は感染者の全数把握を見直し、今月26日から全国一律で報告を簡略化した運用に移行することなどを決めました。

これを受けて小池知事は都の対応を検討するため、12日に東京都医師会や都内の保健所の担当者とオンラインで意見を交わしました。

この中で東京都医師会の尾崎治夫会長は「発生届の対象外になる患者から重症者や死亡者が出るのをどう防ぐかが、いちばん大事だ。東京都と一緒に考えながらやっていきたい」と述べました。

これに対し、小池知事は「いただいた意見を踏まえて実効性のある取り組みにするため、今後もしっかり連携していきたい」と述べたということです。

小池知事は12日の意見交換を踏まえ、13日に対策本部会議を開き全数把握の見直しなどに向けた都の方針を決めることにしています。