陸上自衛隊 わいせつ疑いの隊員3人不起訴は不当 検察審査会

陸上自衛隊の福島県内の部隊で勤務していた女性に、わいせつな行為をしたとして書類送検され、不起訴となった隊員3人について、検察審査会は「不起訴は不当だ」と議決し、検察が再捜査を行って起訴するかどうか改めて判断することになりました。

元陸上自衛官の五ノ井里奈さんは、福島県の郡山駐屯地の部隊で勤務していた去年8月に、上司など3人からベッドに押し倒されたうえ、体を触られたなどとして警務隊に被害届を提出し、3人は強制わいせつの疑いで書類送検されましたが、ことし5月にいずれも不起訴となりました。

これについて郡山検察審査会は「唯一の証拠である被害者の供述を排斥し、泣き寝入りを強いる以上は、供述の信頼性の判断をより慎重に行う必要があるが、記録を精査すると捜査が十分に尽くされたとは言い難い点もある」などとして「不起訴は不当だ」と議決し12日、公表しました。

これを受けて検察は再捜査を行い、起訴するかどうか改めて判断することになります。

五ノ井さんは、このほかにも複数回にわたって性的な被害を受けたと訴えていて、防衛省が調査を進めています。

五ノ井さんは「一刻も早く調べを進めて、関係者の厳正な処分と謝罪をしてほしいです」とコメントしています。