台風12号 沖縄 先島諸島 高波に厳重警戒 強風に十分注意を

強い台風12号は、沖縄県の先島諸島から遠ざかっていて、沖縄県内に出されていた暴風警報はすべて解除されました。
気象台は先島諸島ではこのあと数時間は猛烈にしける見込みで高波に厳重に警戒を、また、強風に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、強い台風12号は、13日正午には石垣島の北180キロの海上を1時間に10キロの速さで北へ進んでいるとみられます。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

先島諸島 海上では高波に厳重警戒 強風に十分注意を

▽石垣市伊原間で午前11時2分に24.7メートル、
▽与那国空港では午前10時45分に23.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。

台風は先島諸島から遠ざかっていて、沖縄県内に発表されていた暴風警報は13日正午までにすべて解除されました。

ただ、風が強い状態は続き、13日に予想される最大風速は、
▽先島諸島で25メートル、
▽久米島で15メートル、
最大瞬間風速は
▽先島諸島で35メートル、
▽久米島で25メートルとなっています。

また、先島諸島の海上は13日昼すぎにかけて猛烈なしけとなり、14日昼前にかけて大しけとなる見込みで、13日の波の高さは9メートルと予想されています。

気象台は先島諸島の海上では、このあと数時間は猛烈にしける見込みで高波に厳重に警戒を、また、強風に十分注意するよう呼びかけています。

宮古島 高齢男性が風にあおられ転倒 病院搬送

宮古島市消防本部によりますと、12日午前11時すぎ、宮古島市平良で75歳の男性が風にあおられて転倒し股関節の痛みを訴えて病院に搬送されました。

けがの詳しい程度はわかっていないということです。

男性はごみ出しのため外に出て自宅に戻る途中だったということです。

竹富町 男の子がドアに指を挟み軽いけが

沖縄県や竹富町によりますと、12日午前0時10分すぎ、竹富町内で10歳の男の子が風で閉まったドアに指を挟まれて軽いけがをしたということです。

石垣島 飲食店では床が水浸し

台風12号が接近している沖縄県石垣島の繁華街にある飲食店では、12日午前10時半すぎ、天井から雨が漏れ出し床が水浸しになっているのが確認できました。

飲食店を営む40代の男性は、「店を開けられないので、台風の影響が続くと困る」と話していました。

石垣島 地域信仰の大木が倒れる

沖縄県石垣島では地域の信仰の場所となっている神聖な場所に生えている大木が倒れる被害が確認されました。

石垣市登野城地区の住民によりますと、12日午前10時ごろ、地域の信仰の場所となっている「天川御嶽」の高さおよそ10メートルの木が倒れました。

倒れた木によって道路がふさがれたため消防に通報し、消防隊員に撤去してもらったということです。

台風の風でほかの木も枝が折れるおそれがあるため、地域の人たちが電動ののこぎりを使って枝を切っていました。

地域の人たちでつくる登野城字会の平田勝男会長は「これだけ大きな木が倒れるとは想像を絶することで、台風の風の強さを改めて感じた」と話していました。

石垣島 倒木で市道塞がる

また、沖縄県石垣島の県営バンナ公園では、道路脇の大きな木が倒れ、片側一車線の市道が完全にふさがれていました。

石垣島 貯水タンクが車に直撃

沖縄県石垣島の中心部では11日、貯水タンクが風にあおられて止まっていた車に直撃しました。
けが人はいませんでしたが、車のフロントガラスが割れました。

タンクは高さが180センチほどあり、再び飛ばされないよう消防隊員などがロープで固定したということです。

車の持ち主で、飲食店の店長の筒井太一さんは13日、NHKの取材に対し「おとといの夜、店から帰ろうと思ったら、窓ガラスの割れる音と警報音が聞こえ、外に出てみたら貯水タンクがフロントガラスを突き破っていました。1年半ほど前に大阪から移り住んだのですが、こんなことは想像もしておらず、びっくりしています」と話していました。

約5200戸余で停電(午前11時現在)

沖縄電力によりますと、午前11時現在
▽石垣市でおよそ3550戸
▽竹富町でおよそ1280戸
▽多良間村でおよそ380戸が停電しているということです。

石垣市役所と竹富町役場 13日も業務停止

台風12号の影響で暴風警報が出されていることから、沖縄県の石垣市役所と竹富町役場は12日に引き続き、13日も業務を停止しています。

いずれも暴風警報が解除され次第、業務を再開することにしています。

石垣市役所の停電は復旧したということです。