日本支援で開業のインドネシア地下鉄 延伸に向けて起工式

日本の支援で開業したインドネシア初の地下鉄の新たな延伸区間の起工式が10日、行われました。
インドネシアの交通インフラ事業をめぐっては、中国がすでに参入し、韓国も関心を示すなど、各国による受注競争が激しくなっています。

インドネシアの首都ジャカルタでは国内初の地下鉄の整備が日本の技術協力と円借款で進められていて、2019年、中心部と南部を結ぶおよそ16キロの区間が開通しました。

2020年からは延伸工事が続いていて、10日は7月に新たな延伸区間の工事が始まったことに合わせ、両国の政府関係者などが出席して起工式が行われました。

現在、工事が進められているのは、中心部と北部を結ぶ5.8キロで、6年後にすべての区間での運行開始を目指しています。

インドネシアの交通インフラ事業をめぐっては、7年前、中国が日本との激しい受注競争の末、ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道の建設を受注し、現在、工事を進めているほか、韓国もことし都市高速鉄道の建設に向けた調査を決めるなど受注競争が激しくなっています。

式に出席した金杉憲治駐インドネシア大使は「日本の投資は現地で雇用を作り、技術移転も進める点がほかの国とは異なるので、インドネシアと協力してインフラ輸出を進めていきたい」と話していました。