ウクライナからの避難者を試合に招待 サッカー セレッソ大阪

サッカーJ1のセレッソ大阪は、ロシアによる軍事侵攻を受けて大阪市と堺市に避難しているウクライナの人たちを10日夜に行われたホームゲームに招待しました。

この取り組みは、堺市から「避難生活をしている人たちに楽しい思い出をつくることができないか」と相談を受けたセレッソが協力する形で実現しました。

10日夜、大阪市にあるホームの「ヨドコウ桜スタジアム」で行われたサガン鳥栖との試合にはホームタウンの大阪市と堺市に避難しているウクライナの人たちや、受け入れなどの支援をしている人たちのうち観戦を希望した63人が招待されました。

訪れた人たちは、家族や友人と一緒にバックスタンドに座り、プレゼントされたセレッソのユニフォームを着るなどしてサッカー観戦を楽しんでいました。

ことし4月に生まれたばかりの娘と一緒に大阪市に避難した女性は、「招待してもらえるとは思いもしなかったので、本当に感謝している。いい思い出にしたい」と話していました。

また、妻と大阪市に避難している男性は「日本でサッカーを見るのは初めてなので、ウクライナのサッカーとの違いを感じたい。ウクライナは大変な状況が続いていますが、楽しい時間にしたい」と話していました。

スタジアムでは、募金活動も行われ、募金は大阪市と堺市を通じて、ウクライナから避難してきた人たちのために使われるということです。

先制ゴールを決めたセレッソ大阪の鈴木徳真選手は「世界が大変な状況の中、自分たちがスタジアムでサッカーができて、その試合を見に来てもらえてよかった。サッカーはいろいろな人の心を動かして元気にしたり、勇気づけられたりするものだと証明できたと思う」と話していました。
セレッソ大阪の小菊昭雄監督は「サッカーを通して、笑顔や感動を少しでも届けられたら幸せだ。両チームの頑張りがウクライナの人たちに伝わってくれていたらと思う」と話していました。