新型コロナ自宅療養105万人余 把握困難の鳥取 佐賀2県は含まず

新型コロナウイルスに感染し自宅で療養している人は、7日の時点では105万余りだったことが厚生労働省のまとめで分かりました。ただ、感染者の詳しい報告の対象を限定する運用が始まった2つの県では、現時点で自宅で療養している人などの詳細な把握が困難だとして、今回の集計には含まれていません。

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人は今月7日の時点で105万2264人でした。

都道府県別では、大阪府が最も多く8万7554人、愛知県が7万8076人、東京都が6万9838人などとなっています。

また入院が必要と判断された人のうち、受け入れ先を調整中だった人は504人でした。

ただ、4つの県では感染者の詳しい報告の対象を高齢者などに限定し、対象とならない人は年代と総数のみを報告する運用が今月2日から始まった影響が出ているということで、このうち鳥取県と佐賀県は、現時点では自宅で療養している人などの詳細な把握が困難だとして集計に含まれていません。

感染者の詳しい報告の対象を限定する運用は今月26日から全国一律で始まることになっていて、厚生労働省は「今後、必要な情報が把握できるよう自治体と相談しながら対応を検討していきたい」としています。