偽ブランド品輸入差し止め件数減少 中国の国際郵便滞り背景か

全国の税関がことし6月までの半年間に、偽ブランド品などとして輸入を差し止めた件数は1万2000件余りと、去年の同じ時期と比べて14%余り減少しました。新型コロナの感染拡大で、偽ブランド品が持ち込まれることが多い、中国からの国際郵便の発送が滞ったことなどが背景にあるとみられます。

財務省の発表によりますと、ことし6月までの半年間に全国の税関が偽ブランド品などとして輸入を差し止めた件数は1万2519件で、去年の同じ時期と比べて14.3%減りました。

ブランド品が持ち込まれた国や地域をみると、最も多かったのは中国で9131件と全体の72.9%を占めています。

ただ、件数は去年よりも22%余り減っていて、財務省は新型コロナの感染拡大によって上海で厳しい外出制限が続き、日本向けの国際郵便の発送が滞ったことが影響した可能性があるとみています。

品目別では
▽バッグ類が最も多く27.6%
次いで
▽衣類が22.4%
▽靴類が13.7%などとなっています。

国内に輸入される偽ブランド品などをめぐっては、来月1日からは個人で使用するために輸入した場合も、新たに税関の取締りの対象とされ、財務省関税局は、こうした改正の内容を周知して、違法な物品の持ち込みを防ぎたいとしています。