埼玉県 大声「あり」と「なし」エリア分け イベント収容率緩和

新型コロナ対策をめぐる政府の基本的対処方針の変更を受けて、埼玉県は県内のイベントなどで、大声を出していいエリアと出してはいけないエリアを明確に分ければ、収容率の緩和を認めることを決めました。

これは9日夕方、埼玉県の大野知事が記者会見で明らかにしたものです。

県内で行われるイベントの際、これまでは応援歌の合唱など観客が通常より大きな声で繰り返し声を出す場合は、収容率を50%などとしていましたが、9日以降、大声を出していい「大声ありエリア」と出してはいけない「大声なしエリア」を明確に分けることで、収容率を緩和します。

具体的には「大声ありエリア」では、これまでどおり収容率は50%ですが「大声なしエリア」では、収容率を100%にすることを認めるということです。

一方、大野知事は症状のある感染者の自宅などでの療養期間を原則10日間から7日間に短縮する政府の方針について「限定的だが、7日間の療養期間後も感染リスクが残る」などと懸念を示し、療養期間後もしばらくは重症化リスクのある人との接触を避けるなど、慎重に行動するよう呼びかけました。