また宮内庁によりますと、上皇ご夫妻は、女王の訃報に接して、深い悲しみのうちに、在りし日の女王の姿を思い起こし、これまでの長きにわたる親交に感謝しつつ、ご冥福を祈られている様子だということです。
天皇陛下は、チャールズ国王に天皇皇后両陛下からの弔意を伝えられ、上皇ご夫妻も弔意を伝えられたということです。
天皇陛下 英女王に“深い悲しみの気持ちと心よりの哀悼の意”
天皇陛下は、イギリスのエリザベス女王の死去を受けて9日、深い悲しみの気持ちと心よりの哀悼の意をあらわされました。
天皇陛下は「深い悲しみの気持ちと心よりの哀悼の意を表します。女王陛下が残された数多くの御功績と御貢献に心からの敬意と感謝を表明いたします」と文書でお気持ちを述べられました。
皇室とイギリス王室は、昭和28年に上皇さまがエリザベス女王の戴冠式に昭和天皇の名代として出席されるなど古くから親密な関係にあり、天皇陛下も大学院在学中にイギリスのオックスフォード大学に留学し、その後も3回にわたってイギリスを公式訪問し、エリザベス女王と夕食をともにするなど交流を深められてきました。
文書の中では「わが国との関係においても、女王陛下は両国の関係を常に温かく見守ってくださり、英王室と皇室の関係にも御心を寄せてくださいました。私の英国留学や英国訪問に際しても、さまざまな機会に温かく接していただき、幾多の御配慮をいただいたことに重ねて深く感謝したいと思います」などと記されています。