
日本相撲協会 力士などコロナに感染した場合の休場期間短縮へ
新型コロナウイルスの感染者の療養期間を短縮する政府の方針を受けて、日本相撲協会は力士などが感染した場合の休場の期間を短縮することを決めました。
それによりますと、これまでは力士などが感染した場合、部屋の力士全員を場所が終わるまで休場としていましたが、今後は感染した力士については検査で陽性となった日の翌日から7日間を休場とし、8日目から出場できるとしています。
また、濃厚接触者となる力士は発覚した日の翌日から2日間続けて検査で陰性となればその次の日から出場できるとしています。
7月の名古屋場所では力士などの感染者が相次ぎ、十両以上の関取の休場はけがを含めて戦後最多の23人となり、幕下以下を含めた休場力士は13部屋、174人と全体の4分の1を超えました。
相撲協会の芝田山広報部長は、休場の期間を短縮する理由について「名古屋場所のように多くの休場を繰り返すのは足を運んでくれたお客さんに申し訳ない。今後の大相撲の興行に影響を与えてはいけない。政府もウィズコロナを加速している」と説明しました。