安倍元首相の国葬 反対の市民グループが首相官邸前で集会

安倍元総理大臣の国葬をめぐって、国会の閉会中審査が行われた8日、国葬に反対する市民グループが総理大臣官邸前で集会を開き、「内心の自由に踏み込む行為だ」などと訴えて中止を求めました。

安倍元総理大臣の国葬は、政府の閣議決定に基づき今月27日に東京の日本武道館で行われる予定で、全体の費用の概算は総額で16億6000万円程度になるという見通しが示されています。

国会で国葬をめぐって閉会中審査が行われた8日、反対する市民グループは総理大臣官邸前で集会を開き、主催者の発表で500人が参加したということです。

集会では、ルポライターの鎌田慧さんが「岸田総理大臣は国会にもはからず勝手に国葬を決め、憲法に違反している。好きでもない総理大臣の葬式を、なぜ僕たちみんなでやらなければならないのか理解できない。内心の自由に踏み込む行為だ」と述べ、中止を訴えました。

参加した29歳の女性は「コロナ禍で多くの人が大変なときに巨額の税金を使い、国論が二分している国葬を行うことは非常に疑問だ」と話していました。

政府は、国葬について「内閣府設置法に内閣府の所掌事務として国の儀式の事務に関することが明記され、閣議決定を根拠として行うことができる。国民一人一人に政治的評価や喪に服することを求めるものではない」としています。