トラック運転手 年間勤務時間など上限200時間超削減へ見直し案

物流を担うトラック運転手の長時間労働の是正に向けて、厚生労働省の作業部会は、年間の勤務時間などの上限を今よりも200時間以上減らすことや勤務終了から次の勤務開始まで11時間以上あけるとする努力義務を盛り込んだ見直しの案をまとめました。

トラック運転手については安全性の観点から国が働き方のルールを定めていますが、毎年、労災の認定が相次ぐなど長時間労働が課題となる中、労使の代表などで作る厚生労働省の作業部会は8日の会合で見直しの案を取りまとめました。

それによりますと、労働時間と休憩時間を合わせた拘束時間の上限を、原則、
▽現在の年間3516時間から216時間少ない3300時間に、
▽月間では今より9時間少ない284時間にします。
また、現在8時間としている勤務終了から次の勤務開始までの時間は、11時間以上あけることを努力義務とし、最低9時間は確保すべきだとしています。

ルールの見直しは平成9年以来25年ぶりで、作業部会では労働環境の改善によって業界が直面している人手不足の解消にもつなげたいとする意見も出されていました。

厚生労働省は、年内にルールを見直す告示を行い、2年後から適用したいとしています。