2年前の製品を再利用で保健所が改善指導 大阪の老舗つくだ煮店

大阪の老舗つくだ煮店が、最長で2年間保存していた製品を、新しい原材料と混ぜて調理し出荷していたことがわかり、大阪市保健所は、保存期間に問題はないか、科学的な根拠が不十分な製品を使ったとして、改善するよう指導しました。

行政指導を受けたのは、大阪 中央区に本社がある老舗つくだ煮店の「神宗」です。

店によりますと、おととしから、ことし6月にかけて「塩昆布」と「ちりめん山椒」をつくる際に、最長で2年間保存していた在庫製品を、新しい原材料と混ぜて調理し、合わせておよそ60万袋を出荷したということです。

これについて大阪市保健所は、保存期間に問題はないか、科学的な根拠が不十分な製品を使っていたとして、8月に、店に改善するよう指導しました。

店では、在庫製品を原材料として再利用する場合、常温保存の製品は微生物検査を踏まえて使用期限を決めていた一方、冷凍保存の製品は検査等の裏付けはなしに使用期限を決めていたということです。

店によりますと、新型コロナの影響で在庫が増え、製品を再利用するケースも増えたということです。

いずれも製造後に検査を行っているため、健康への影響はないとしていますが、在庫製品を再利用した商品は交換したということです。

「神宗」は、「期待と信頼を裏切る結果となり、おわび申し上げます。今後は保存した製品を原材料の一部に使用することはいたしません」としています。