新型コロナ 全国のクラスターは減少 学校などでは増加

新型コロナウイルスの感染で今月4日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどの数は1236件となり、前の週より125件少なくなりました。一方、授業が再開した学校や教育施設では増加していることが厚生労働省のまとめでわかりました。

厚生労働省は、毎週、報道などをもとに、自治体がクラスターと認定した事例や2人以上が感染した事例をまとめています。

それによりますと、今月4日までの1週間に全国で確認されたクラスターなどは合わせて1236件で前の週から125件、率にして9.1%減りました。

施設別で最も多かったのが
▽「高齢者福祉施設」で前の週より143件少ない701件で、
次いで
▽「医療機関」が前の週より9件少ない210件となっています。

一方、各地の学校で夏休みが終わり授業が再開する中、
▽「学校・教育施設など」は前の週より32件多い120件でした。

このほか、
▽保育所などの「児童福祉施設」が78件、
▽「障害者福祉施設」が65件、
▽「企業など」が58件、
▽「運動施設など」が1件、
▽「飲食店」が1件などとなっています。