知床 観光船沈没 DNA鑑定で人骨が乗客のものと一致 死者15人に

北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、先月、半島の海岸で見つかった人の頭の骨について、鑑定の結果、行方不明者のDNA型と一致したことが海上保安本部への取材で分かりました。海上保安本部は沈没事故で死亡したと判断し、事故による死者は15人となりました。

ことし4月、知床半島の沖合で乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZU 1」(19トン)が沈没した事故は、これまでに乗客14人が死亡し、12人の行方が分からなくなっていました。

行方不明者の捜索は今も続けられていて、先月には事故現場に近い半島先端部の海岸で、捜索に当たっていたボランティアグループが人の頭の骨を見つけました。

第1管区海上保安本部によりますと、この骨について警察が鑑定を行った結果、沈没事故で行方不明になった乗客のDNA型と一致したと、今月に入って連絡があったということです。

この乗客の氏名は公表されていませんが、海上保安本部は沈没事故で死亡したと判断したということで、事故の死者は15人となりました。

関係者によりますと、今回、死亡が確認された乗客は女性だということです。

知床半島の沿岸では、ほかにもおよそ30個の骨が見つかっていて、順次、DNA鑑定が進められています。

このほか、サハリンと北方領土の国後島で見つかったとロシア側から連絡があった日本人とみられる男女4人の遺体のうち、3人については、海上保安庁の巡視船が現地に引き取りに行くことで、日本とロシアの政府間で合意しています。