香港 大学の開学式で初の中国国旗掲揚 帰属意識を高める動き

新しい学年が始まった香港の大学で、中国政府の関係者などが参加して中国の国旗の掲揚が行われました。この大学で、学年の始まりに国旗が掲揚されるのはこれが初めてで、おととし国家安全維持法が施行されたあと、香港では、中国への帰属意識を高めようとする動きが加速しています。

香港の中文大学では5日、新しい学年の始まりを祝う開学式が開かれ、学生や教職員、それに中国政府の出先機関や、香港の保安局の関係者などおよそ200人が出席し、中国の国旗の掲揚が行われました。

香港では去年、すべての学校に国旗を掲揚するよう求める条例の改正案が可決され、多くの小学校などではすでに実施されていますが、この大学の開学式で国旗が掲揚されるのは初めてだということです。

この大学では3年前、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案に反対する学生などがキャンパスに立てこもり、突入した警察と衝突するなどしてけが人が出ました。

しかしおととし、政府に批判的な動きを取り締まる国家安全維持法が施行されるとこうした動きは抑え込まれ、中国への帰属意識を高めようとする動きが加速しています。