スマホに仏像の姿で表示 悩みに答える対話型AI開発 京都大

スマートフォンに仏像の姿をしたAI=人工知能が表示され、仏教の教えをもとにさまざまな悩みに答えるシステムを京都大学の研究グループが開発しました。

「ブッダボット」と名付けられた対話型のAIは、京都大学「人と社会の未来研究院」の熊谷誠慈准教授や、僧侶などでつくる研究グループが開発しました。

AR=拡張現実の技術が使われ、システムを立ち上げるとスマートフォンのカメラ機能を使って画面上に立体的な仏像の映像が表示されます。

そして、利用者が悩みを打ち明けると、AIがあらかじめ学習した2種類の仏教の古い経典をもとに1000パターンの回答を文字や音声で返します。

例えば、「悩んでいます」とだけ話しかけると、AIは「努力と知恵によって心のけがれを取り除けばよい」と説いていました。

また、「どうしたら幸せになれるか」と聞くと、「怠けずに努力し、よく考えることで本当の幸せが得られる」と答えていました。

この「ブッダボット」は当面、イベント会場などで限定的に公開されますが、研究グループでは、「いずれはアプリで利用できるようにしたい」としています。

みずからも僧侶である熊谷准教授は「仏教に触れる機会が少なくなっているが、例えば、京都の鴨川を散歩しながら相談するなど、日常生活で気軽に使えるよう開発を続けていきたい」と話していました。