3回の第2打席は、1アウト二塁のチャンスで初球を引っ張ってライト方向に鋭い打球を打ち、上を越すとホームランを示す黄色のラインを越えてツーランホームランとなりました。
打球速度179.3キロの、ファンもどよめく強烈なライナー性の1打で、大谷選手はアメリカンリーグのホームラン数で、2位につけるアストロズのアルバレス選手と31本で並びました。

大谷翔平 32号ソロHR 1試合で2本目 HR王争いリーグ単独2位に
大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がタイガース戦に3番・指名打者で2試合ぶりに先発出場し、今シーズン31号と32号を打って、リーグのホームラン数で単独2位に浮上しました。
前日の試合、8月8日以来の欠場で休養をとった大谷選手は5日、本拠地のアナハイムで行われたタイガース戦で3番・指名打者で2試合ぶりに先発メンバーに名を連ねました。
1回の第1打席は、1アウト一塁の場面でアウトコースの変化球を打ち、ライトの頭上を越すツーベースヒットでチャンスを広げ、エンジェルスが2点を先制しました。


5回の第3打席は、再び初球を打ってファーストライナーでしたが、7回の第4打席では、三たび初球をとらえて今度は左中間へ、この日、2本目の32号ソロホームランを打ちました。

このホームランは、大谷選手にとって大リーグ通算500本目の節目のヒットで、アメリカンリーグのホームラン数では、この日、54号を打ったヤンキースのジャッジ選手に続く単独2位となりました。
9対0とエンジェルスの大量リードで迎えた8回の第5打席は見逃しの三振で、この試合、大谷選手は5打数3安打3打点で打率を2割7分としました。
エンジェルスは大谷選手の活躍などで、10対0で勝ちました。
9対0とエンジェルスの大量リードで迎えた8回の第5打席は見逃しの三振で、この試合、大谷選手は5打数3安打3打点で打率を2割7分としました。
エンジェルスは大谷選手の活躍などで、10対0で勝ちました。
「運も正直ある」みずからのバッティング分析
大谷選手は試合後、最近7試合でホームラン5本と調子を上げているみずからのバッティングについて分析し、「打席でのボールの見え方は悪くない。野手の間を抜ける打球も多いし、運も正直ある。その部分が最初とは違うのかなと思うので、しっかり結果につなげられるように、あすも頑張りたい」と話しました。
野手クレメンス「最高にクールな瞬間だった」初の奪三振
この試合、エンジェルスの9点リードで迎えた8回に、タイガースは内野手のコディ・クレメンス選手をマウンドに送り、大谷選手から見逃し三振を奪う珍しい場面がありました。
クレメンス選手は、レッドソックスやヤンキースなどで通算354勝をあげ、サイ・ヤング賞を7回受賞した、かつての名投手、ロジャー・クレメンスさんの4男です。
ことし大リーグにデビューしたばかりの26歳で、本業の野手では、ここまで打率1割4分、ホームラン3本と苦しんでいますが、チームが大量リードを奪われた終盤に“敗戦処理”として、たびたびマウンドに上がり、これが今シーズン6回目の登板でした。
この日は、1アウト一塁の場面で大谷選手と対戦し、90キロ前後のスローボールを3球続けてファウルで追い込みました。
そして4球目、110キロのボールをアウトコースに投げ込み、大谷選手から見逃し三振を奪うと、マウンド上でガッツポーズを見せて喜んでいました。
ベンチに戻った大谷選手は、タブレット端末で映像を見返しながら思わず苦笑いを浮かべ、タイガースのベンチでも同様に選手たちが映像を見て笑顔を見せていました。
試合後、大谷選手は球団を通じて「ああいうゲームなので、最後、長打か三振かくらいで思い切りよくいったが、すばらしいボールだった」とコメントし、クレメンス選手をたたえました。
父親のロジャー・クレメンスさんは、大リーグで歴代3位の通算4672奪三振の大記録を持っていますが、息子のクレメンス選手にとっては、これが自身初の奪三振でした。
試合後、記念のボールを手にしたクレメンス選手は「僕は、ただアウトを取ろうとしただけ。2ストライクを取って、もしかしたら三振を奪えるかもと思った」と興奮した様子で大谷選手との対戦を振り返りました。
そして「彼は野球界で最高の選手なので、僕にとっては最高にクールな瞬間だった」と話し、満面の笑顔を見せていました。
クレメンス選手は、レッドソックスやヤンキースなどで通算354勝をあげ、サイ・ヤング賞を7回受賞した、かつての名投手、ロジャー・クレメンスさんの4男です。
ことし大リーグにデビューしたばかりの26歳で、本業の野手では、ここまで打率1割4分、ホームラン3本と苦しんでいますが、チームが大量リードを奪われた終盤に“敗戦処理”として、たびたびマウンドに上がり、これが今シーズン6回目の登板でした。
この日は、1アウト一塁の場面で大谷選手と対戦し、90キロ前後のスローボールを3球続けてファウルで追い込みました。
そして4球目、110キロのボールをアウトコースに投げ込み、大谷選手から見逃し三振を奪うと、マウンド上でガッツポーズを見せて喜んでいました。
ベンチに戻った大谷選手は、タブレット端末で映像を見返しながら思わず苦笑いを浮かべ、タイガースのベンチでも同様に選手たちが映像を見て笑顔を見せていました。
試合後、大谷選手は球団を通じて「ああいうゲームなので、最後、長打か三振かくらいで思い切りよくいったが、すばらしいボールだった」とコメントし、クレメンス選手をたたえました。
父親のロジャー・クレメンスさんは、大リーグで歴代3位の通算4672奪三振の大記録を持っていますが、息子のクレメンス選手にとっては、これが自身初の奪三振でした。
試合後、記念のボールを手にしたクレメンス選手は「僕は、ただアウトを取ろうとしただけ。2ストライクを取って、もしかしたら三振を奪えるかもと思った」と興奮した様子で大谷選手との対戦を振り返りました。
そして「彼は野球界で最高の選手なので、僕にとっては最高にクールな瞬間だった」と話し、満面の笑顔を見せていました。