台風11号 韓国南東部を通過 3人死亡 8人行方不明 韓国政府
韓国では6日朝、台風11号が南東部を通過し、韓国政府によりますと、台風の影響で3人が死亡したほか、地下駐車場の車を移動させようとしていたとみられる人など、8人が行方不明になっています。
韓国の気象庁によりますと、台風11号は6日午前4時50分ごろに韓国南東部のコジェ(巨済)付近に上陸したあと、午前7時すぎにウルサン(蔚山)沖に出ました。
台風にともなう大雨で、南東部の各地では住宅地や道路が水につかる被害が相次いで報告されています。
韓国政府の災害対策本部が午後6時現在でまとめたところによりますと、ポハン(浦項)で避難中だった人や、キョンジュ(慶州)で崩れてきた土砂に埋まった人など、合わせて3人が死亡しました。
また、ポハンのマンションで地下駐車場の車を移動させようとしていたとみられる7人と連絡がとれないなど、合わせて8人が行方不明になっています。
ポハンでは一時、1時間に100ミリの猛烈な雨を記録し、市内では中学校の校舎のそばで土砂崩れが発生しました。
広い範囲に出されていた台風に関する警報は、ほとんどが解除されましたが、南東部など、被害を受けた地域では復旧作業が続いています。