台風11号 韓国南東部に上陸のあと 日本海へ

6日朝早く韓国南東部に上陸した台風11号は、日本海を進んでいて、韓国気象庁は引き続き大雨や強風に警戒するよう呼びかけています。

韓国の気象庁によりますと、台風11号は6日午前4時50分頃に韓国南東部のコジェ(巨済)付近に上陸したあと、午前7時すぎにウルサン(蔚山)沖の日本海を進んでいるということです。

南東部プサン(釜山)の中心部に近い海岸では波が高い状態が続いていることから立ち入り禁止となっています。

韓国メディアによりますと、ウルサンでは20代の男性が増水した川に落ちて行方がわからなくなっているということです。

韓国では、2003年9月に今回と同じような進路をたどった台風が南東部に上陸し、119人の犠牲者が出るなど、大きな被害がありました。

韓国気象庁は南部を中心とする広い範囲に引き続き大雨や強風に警戒するよう呼びかけています。