鳥インフルエンザ “今秋以降 発生のおそれ高い”農水省

鳥インフルエンザが発生する可能性が高まる季節を前に、農林水産省の専門家の会議が開かれ、ヨーロッパで過去最大規模の発生が起きていることなどから、この秋以降、国内でも発生するおそれが高いとして、対策の徹底を呼びかけました。

鳥インフルエンザのウイルスを国内に持ち込むおそれのある渡り鳥が飛来する季節を前に、農林水産省は5日、専門家の会議を開き、この秋以降の流行の見通しや、対策について話し合いました。

直近のシーズンでは、これまでで最も遅い、ことし5月まで発生が確認され、ニワトリなどおよそ189万羽が殺処分されましたが、会議では、野鳥に感染が広がったことが、養鶏場などでの発生が長期化した原因だとする見方が示されました。

また、ヨーロッパでは過去最大規模の発生が起きているほか、通常のシーズンが終わっても世界各地で発生が相次いでいることが報告されました。

これを受けて専門家の会議は提言をまとめ、この秋以降も渡り鳥からウイルスが持ち込まるおそれが高いとして、警戒を強める必要があると指摘しました。

そのうえで、養鶏場のニワトリなどに感染させないよう、人が鶏舎に入るときの消毒や、野鳥や動物の侵入を防ぐ網目の細かいネットの設置など、対策の徹底を求めています。