
ウクライナ首相 ドイツ首相と会談 軍事面など継続的支援求める
ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナのシュミハリ首相は4日、ドイツの首都ベルリンでショルツ首相と会談し、軍事面や財政面での継続的な支援を求めました。
ウクライナのシュミハリ首相は4日、ベルリンを訪れ、ドイツのショルツ首相と会談しました。
会談について、シュミハリ首相はSNSで「防衛力強化と包括的な支援について議論した」と投稿し、さらなる兵器の供与や資金援助など、継続的な支援を求めたということです。
そのうえで、シュミハリ首相は、近くEUから新たに50億ユーロ、日本円にしておよそ7000億円の財政支援を受ける見込みだと明らかにしました。
また、ドイツ首相府によりますと、会談は1時間ほど行われ、ショルツ首相は、軍事侵攻が半年に及ぶ中でも徹底抗戦の構えを崩さないウクライナに敬意を表したうえで「軍事支援のみならず、政治や経済、人道的な面でも支援する手を緩めることはない」と述べ、ウクライナへの支援を継続していく姿勢を示したということです。
ロシアによるウクライナ侵攻長期化で、欧米の「支援疲れ」も指摘されるなかで、ドイツはウクライナへの結束を強調した形です。