英 ファイザーなどが開発したオミクロン株対応ワクチンを承認

イギリスは、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したオミクロン株に対応した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表しました。

イギリスの規制当局は、3日、ファイザーとドイツのビオンテックが開発したオミクロン株の「BA.1」と従来の新型コロナウイルスの2種類に対応する「2価ワクチン」というタイプのワクチンを12歳以上の追加接種として承認したと発表しました。

イギリスでは先月、モデルナが開発したオミクロン株に対応する2価ワクチンも承認されています。

ワクチンの安全性などを管理するイギリスの医薬品・医療製品規制庁は「秋の追加接種に向けて2つ目のワクチンが承認されたことをうれしく思う」などとコメントしています。

オミクロン株に対応したワクチンをめぐっては、アメリカCDC=疾病対策センターが1日、オミクロン株の「BA.4」と「BA.5」に対応する2価ワクチンを追加接種として使用することを正式に推奨すると発表したほか、日本でも「BA.1」に対応する2価ワクチンの承認申請が出されていて、各国で秋以降の追加接種に向けた準備が進んでいます。