モスクワでゴルバチョフ氏の葬儀 プーチン大統領は参列見送る

旧ソビエトの最後の指導者で先月末に死去したゴルバチョフ氏の葬儀が3日、モスクワ市内で営まれました。プーチン大統領は公務を理由に参列を見送り、ゴルバチョフ氏との距離感をうかがわせる葬儀となりました。

先月30日に死去した旧ソビエトの最後の指導者で東西冷戦を終結に導いたミハイル・ゴルバチョフ氏の葬儀は3日、モスクワ市内の施設で営まれました。

訪れた人たちは花を持参し、かつての指導者に別れを告げていました。

一方、プーチン大統領は公務を理由に葬儀には参列せず、ロシア大統領府は葬儀の扱いについても「国葬の要素がある」とする表現にとどめていました。

また、ウクライナ情勢で欧米とロシアの対立が深まる中、葬儀にはロシアと関係が近いハンガリーのオルバン首相が訪れた一方、ほかの欧米各国はモスクワに駐在する大使らが参列しました。

ロシアの一部のメディアは、2007年に行われたエリツィン元大統領の葬儀が国民が喪に服する日に定められ、プーチン大統領のほかアメリカの大統領経験者など、各国から要人が参列し、国を挙げて営まれたことと比較して伝えています。

ゴルバチョフ氏は近年、プーチン政権の政治手法が強権的だと懸念を示し、ウクライナへの軍事侵攻に対しても憂慮していたと伝えられ、葬儀はプーチン氏とゴルバチョフ氏との距離感をうかがわせるものとなりました。