中国 習主席 “側近”を検察幹部に抜てき 権力基盤の強化か

中国の検察当局の幹部に、習近平国家主席のかつての部下で関係が深いとされる人物が抜てきされ、来月開かれる5年に1度の共産党大会を前に、習主席がみずからの権力基盤を一層強化する動きと受け止められています。

中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会は、2日に会議を開き、湖北省のトップや上海市長などを務めた、応勇氏を最高人民検察院の副検察長にすることを決めました。

香港メディアは、応氏が、来年3月には最高人民検察院のトップに昇格する見通しだと伝えています。

応氏は、習近平国家主席が、かつて東部・浙江省のトップだったときに監察部門や裁判所の幹部を務めていた部下で、習主席と関係が深いとされています。

習近平指導部は、この数年、司法や警察を管轄する部門の幹部を相次いで摘発し、党内の引き締めを強めているとみられてきました。

習主席は、来月16日から始まる予定の共産党大会で、党のトップとして異例の3期目入りを目指しているとされ、応氏の抜てきは、習主席が、みずからの権力基盤を一層強化する動きと受け止められています。