【解説】ロシア 極東や北方領土などで大規模軍事演習

ロシアは、ウクライナへの軍事侵攻後、初めてとなる大規模な軍事演習を、1日からロシア極東や北方領土、日本海などで開始しました。

ロシア国防省が、極東地域などで4年に1度行っている大規模な軍事演習「ボストーク」。

7日間の日程で中国やインドなど13か国も参加しています。

ことしは7か所の演習場で予定され、北方領土の択捉島と国後島も含んでいるほか、日本海やオホーツク海でも行うとしています。

ロシアは毎年、大規模な軍事演習を行っていますが、ウクライナへの侵攻を始めてからは初めてで兵士5万人以上のほか航空機140機や艦船60隻が参加するということです。

▽ロシア軍はウクライナで手いっぱいという印象があるが、この時期に極東で大規模な軍事演習を行う必要性について。

▽演習の日程が当初の先月30日から開始の予定が、直前になって9月1日開始と変更になった理由について。

▽ロシア軍に関してアメリカのシンクタンクの発表では、プーチン大統領は、ショイグ国防相ら軍の指導部への信頼を失い、軍事侵攻の現場指揮官と直接やり取りしていると指摘しています。これは演習にも影響があるのか。

▽今回の演習には、中国やインド、シリアなど13か国が参加するとしています。前回に比べて参加する国を増やしたねらいは。

石川一洋 専門解説委員が解説します。

(動画は7分40秒。データ放送ではご覧になれません)