
岸本周平衆院議員が辞職 衆議院和歌山1区は補欠選挙へ
岸本周平衆議院議員は、ことし11月に行われる和歌山県知事選挙に立候補するため1日辞職しました。
衆議院和歌山1区選出の岸本氏は、ことし11月に行われる和歌山県知事選挙に無所属で立候補すると先に表明し、ことし7月に国民民主党を離党しました。
そして1日、細田衆議院議長に議員辞職願を提出し、許可されました。
岸本氏は66歳。
財務省の課長などを経て、平成21年の衆議院選挙で初当選し、現在は5期目を務めていました。
これまでに和歌山県知事選挙への立候補を表明しているのは岸本氏のみです。
一方、岸本氏の辞職に伴って、衆議院和歌山1区では補欠選挙が行われます。
公職選挙法の規定では、9月15日までに欠員が生じた場合、10月に補欠選挙を行うとしています。
ただ去年の衆議院選挙の、いわゆる「1票の格差」をめぐる裁判が最高裁判所で続いていて、法律の規定では、この判決が確定するまでは補欠選挙を行うことができません。
判決が9月16日以降、来年3月15日までに確定した場合、補欠選挙は、来年の4月23日に行われることになります。
一方、政府は、和歌山県の小選挙区の数をこれまでの3から2に減らすなど、区割りを見直すための法案を秋の臨時国会に提出し成立を目指す方針ですが、仮に成立しても、適用されるのは次の衆議院選挙からとなる見通しで、補欠選挙は現在の区割りで行われることになります。