“サハリン沿岸で日本人とみられる遺体”観光船の行方不明者か

サハリン南部の沿岸で日本人とみられる遺体が見つかったと、ロシア当局から日本側に連絡があったことが第1管区海上保安本部への取材で分かりました。北海道の知床半島沖で沈没した観光船の行方不明者の可能性もあり、今後、身元の特定に向けた調整が進められる見通しです。

ことし4月、知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故では、14人が死亡、12人が行方不明となっていて、4か月余りたった今も捜索が続けられています。

第1管区海上保安本部によりますと、8月28日にサハリン南部のトマリ地区の沿岸で日本人の男性とみられる遺体が新たに見つかったと、31日午前、ロシア当局から外交ルートを通じて連絡があったということです。

海上保安本部は沈没事故の行方不明者の可能性もあるとみて情報の収集を進めていて、今後、ロシア側との間で身元の特定に向けた調整が進められる見通しです。

ほかにも、サハリンと北方領土の国後島では事故が起きてから、ことし6月までの間に行方不明者とみられる男女合わせて3人の遺体が見つかっていて、海上保安庁によりますと、この3人の遺体については海上保安庁の巡視船がサハリン南部の港に引き取りに行くことで、日本とロシアの政府間で合意しているということです。