大相撲 元関脇 魁聖が引退会見「楽しい相撲人生だった」

大相撲で現役引退を発表した元関脇の魁聖が記者会見を行い、「あっという間で楽しい相撲人生だった」と初土俵からの歩みを振り返りました。

大島部屋の魁聖は、ブラジル出身の日系3世で35歳。

1メートル93センチ、197キロの恵まれた体格を生かした四つ相撲が持ち味で、平成18年の秋場所で初土俵を踏み、平成28年の名古屋場所では関脇に昇進して長く関取として活躍しました。

その後、けがに悩まされ、東の十両11枚目で臨んだ7月の名古屋場所で5勝10敗と負け越して、9月の秋場所では幕下筆頭に番付を落とし、29日に現役引退を発表しました。

そして年寄名跡の「友綱」を襲名しました。

魁聖は31日、東京 両国の国技館にある相撲教習所で記者会見を行い、「けがもあって稽古もちゃんとできず、気持ちも落ちてきていた。ずっと関取でやってきたので、幕下で黒まわしを着けるのは無理だなと思った。今はほっとしている」と率直な思いを語りました。

また「三役になって親方にまでなるとは想像していなかった。あっという間で楽しい相撲人生だった」と初土俵からの歩みを振り返りました。

会見に同席した師匠で元関脇 旭天鵬の大島親方は「まだいけるというのは正直あった。部屋の若い力士はけがと戦う姿を見ていたので、その子たちにとってプラスになっていくと思う」と話しました。

会見の最後には、かつての兄弟子で元大関 魁皇の浅香山親方が登場し、花束を渡して労をねぎらっていました。

魁聖は、友綱親方として大島部屋で後進の指導に当たりますが、育成にあたっては「相撲が強くなるのはいちばんだが、ファンに感謝する気持ちも伝えていきたい」と話していました。