“1票差で落選” 元尼崎市議の上告退け 落選確定 最高裁

去年6月の尼崎市議会議員選挙で1票の差で落選した男性が「市と兵庫県の選挙管理委員会では有効票の数え方の基準が明確でなく違法だ」と訴えた裁判で、最高裁判所は男性の上告を退ける決定をし、落選が確定しました。

去年6月に行われた尼崎市議会議員選挙で、最下位で当選した候補者と1票差で落選した元尼崎市議会議員の寺坂美一さんは、開票手続きが適正か疑問だとして兵庫県選挙管理委員会に審査を申し立てましたが、県の選挙管理委員会が数え直した結果、得票差は3票に広がり、「選挙の結果は変わらない」として退けられました。

これについて寺坂元議員は訴えを起こし、「県と市の選挙管理委員会で有効票の数え方の基準が明確でなく違法だ」と主張して、県選管の審査の判断の取り消しと最下位で当選した候補者の当選の無効を求めました。

ことし4月、大阪高等裁判所は「算定には一部誤りがある」と指摘して得票差は2票だと判断した一方、「結果に影響するおそれはなく、選挙が無効とは認められない」として訴えを退けました。

寺坂元議員は判決を不服として上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の岡正晶裁判長は31日までに上告を退ける決定をし、落選が確定しました。